Ruby vSphere Consoleの使い方(vsan.disk_object_info編)

さて、いよいよvsan.support_infoコマンドのサマライズ最終編です。

少々時間はかかりましたが、第1弾からお読み頂いた皆様、本当にありがとうございます。

 

ブログ開始は3月くらいからでしたが、中国出張などもありつつ、ブログの閲覧数も1000を超え、平日では約50アクセスくらいがコンスタントになってきつつあります。

 

今後も有用な情報をお届けしていきたいと思います。

では、早速本題に参りたいと思います。

 

今回のコマンドは”vsan.disk_object_info”です。

ディスク内に存在する、オブジェクトに関連するコンポーネントの情報を表示するコマンドです。

 

毎度お馴染みのHOLから今回もコマンド出力を拝借致します。

今回もオブジェクトとコンポーネント絡みですので、先んじてVMを作成し、コンポーネントの配置を確認します。

RAID1ポリシーのFTT=1ですので、単一のオブジェクトは3つのコンポーネントで保護されます。

今回は、ホスト01(esx-01a.corp.local)に接続された、ディスクID mpx.vmhba2:C0:T1:L0を、このコマンドで閲覧してみたいと思います。

 

それがこちら。

1本のディスクに、2つのオブジェクトのコンポーネントが保存されていることが分かります。こちらのコマンドでは、指定したディスク内に保存されているコンポーネントのオブジェクト情報が表示されます。

赤枠が”Test-VM“のネームスペースディレクトリオブジェクトです

緑枠が”Test-VM“のvmdkオブジェクトです

 

後は、よくよく見てみると、ポリシーとコンポーネントの各配置と現在のステータス情報が表示されています。

 

ちなみにコマンドを発行するに辺り、上図では、一旦hostsディレクトリまで移動し、ホスト番号を指定し、その後ろにNAA IDまたはランタイム名を入れることで、ディスクを指定しました。

上記のように、lsで文頭のインデックス番号1が、esx-01a.corp.localの番号であると確認出来たため、コマンドも次のように、”1″が入っており、”1″のホストの”vmhba2”の”チャネル0”の”ターゲットID 1”の”LUN番号0”の情報を表示をするように指示をしています。

 

以上です。

 

結論:本コマンドは、ディスク単位でのコンポーネントの状況を把握するのに利用をします。ユースケースとしては、特定のディスクの障害や正常性確認などを行いたい際に活躍が出来るのではないでしょうか。

 

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