Ruby vSphere Consoleの使い方(vsan.disks_stats編)

(本検証実行時のvCenter Serverのバージョンは6.5.0、ビルドは4602587です)

vsan.disks_statsの出力情報についての紹介です。前回のコマンドでは、vsan.disks_infoでしたので、やや近い内容が出力されることが予想出来ます。

違いを意識しながら出力結果を参照していきたいと思います。

今回は、1つの出力に対し、複数のノードの結果が次のように表示されました。

f:id:instructor8010:20170626215259p:plain

 

結論から言えば、”vSANDatastoreに属するディスクの、利用状況確認”用のコマンドだと言えます。(赤はVMが保存されていないときの出力、緑は単一のVMがFTT=1で保護されています。)

前回のコマンドとの違いは、容量の利用状況がキャッチアップ出来る点ですね。

逆に言えば、今回のこのコマンドではvSANに関連するもの(つまりディスクグループに参加済みのもの)のみがその表示対象となっています。

 

ちなみに、左から4番目の項目に”Num Comp”とありますが、これは各ディスクが保存するオブジェクトのコンポーネントです。それぞれ2となっているのは次の構成のためです。

Test-VM

VM Home スペース(2*ミラー, 1*Witness)

Lvmdk スペース(2*ミラー, 1*Witness)

つまり、全部で6つのコンポーネントが存在しますので、それらが分散されて配置されているため、各キャパシティディスクの”Num Comp”が2ずつになっています。

f:id:instructor8010:20170626215812p:plain

 以上です。

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