しばらくvSAN 6.2のトレーニング続きで、なかなかvSphere 6.5環境を触れず、久しぶりにvCenter Server 6.5をデプロイしてみました。
そういえば、vCenter Server 6.5からは、”vSphere Update Manager”がビルトインされたため、専用にWindows Serverをデプロイしなくてよくなったのを思い出しました。
これまで、大変便利な機能だと感じつつも、Windows Serverを用意しなくてはいけない点、またデータベースも規模によるがSQL Serverの準備など、なかなか準備までに時間に手間がかかりました。
今回は、せっかくですので、vCenter Server 6.5をデプロイしたので、簡単にGUIのウォークスルーと、Dellのレポジトリ追加を行ってみたいと思います。
※ちなみに元ネタはこちらです。私の同僚から教えていただきました。
まず、vSphere Web Clientにアクセスした直後の図です。
特にインストールしたわけでもないのに、Update Managerのアイコンが見えているのは個人的には感動です。ついにきたか!という感じです。
さて、メニュークリック後、パッチマネジメントのリポジトリ管理画面を表示しました。
※リポジトリとは、ファイルを提供してくれる保管庫みたいな役割を意味します。
※iPhoneならApp Store, AndroidならGoogle Playなんかもリポジトリと言えますね。
標準では、3つの、いずれもVMwareオフィシャルなリポジトリソースが登録されています。
ここに、Dellのリポジトリである、以下のURLを登録してみます。
こんな感じで入力しました。
”OK”押下後、即座にリポジトリと接続が確立されました。(ちなみに、vCenter ServerはWAN接続ありな状態です)
それでは、どのような更新情報が入手できるか、”今すぐダウンロード”を行ってみたいと思います。
Dell OpenManageとiDRAC Service Moduleの2つが複数バージョン提供されています。
単一のパッチをクリックすれば、アップデートに対する詳細情報も閲覧が出来ます。
以上です。この後の流れは、次の通りです。
- ベースラインの作成
- ベースラインの適用(ホストや仮想マシンに対し)
- ベースラインの準拠状態のスキャン
- ベースラインと現在の状況に差がある場合は、不足分のパッチ適用
- 必要に応じ、自動的にホストがメンテナンスモード、再起動が発生する
- 複数ノードがある場合は、この繰り返し
今回適用まで行なおうかと思いましたが、1ノードかつそのノード上にvCenter Serverが動いている状態でしたので、今回はvSphere Update Managerでの更新は行わず、後ほど手作業で行おうと思います。
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