esxtopの使い方&見方 – 物理リソースは足りてるか?(メモリ編)

先日に引き続き、esxtopを使った、ホスト単位のメモリ利用状態の概要把握について語りたいと思います。

 先日の記事はこちらにありますので、是非よろしければご覧ください。 

instructor8010.hatenablog.jp

まず、メモリ利用状況を分析したいホストにSSHでアクセスし、”esxtop”と入力後、”m”を押下した図がこちらです。

先日と同様、上から3行分に対し解説を入れてみました。このesxtopの出力から、次のようなことが分かります。

  • PMEMのTotalが8191MBであるため、このホストは約8GBのメモリを搭載している
  • PMEMのfreeが4176MBであるため、空き容量は4GBである
  • 上記2つの事から、現在約4GBのメモリが利用されている
  • PMEMのotherが2666MBである事から、仮想マシンにより、2.6GB程のメモリが利用されている
    (この点はより正確に言えば、仮想マシン+vmkernel上で動作するworldの合算値が2.6Gです)

実際に上記の様になっているか、vSphere Web Clientで確認してみたいと思います。

解説通りの様子ですね。ホスト単位の大まかな概要をつかむためには、上の3つの行だけでもなんとなく状況がつかめることが分かりました。

 

また、上部の他の項目についても少し触れたいため、2つの状況を用意し値を比較しました。

比較からわかる点として、オーバーコミット状態ではSWAP, ZIP, MEMCTLがカウントアップしています。

これらは、オーバーコミット状態がトリガーとなり発生するvmkernelがメモリをやりくりするための機能の略称です。

これらの機能については別記事で紹介したいと思います。

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