esxtopの使い方&見方 – ネットワークの通信状況は?(ネットワーク編)

少々更新が遅れましたが、今週初めの記事です。しばらくesxtopネタを続けようかと思っております。

今回はネットワークの通信状況について、esxtopにて確認をしてみようかと思います。

 

まずはじめに、主にネットワークのモニタリングをする目的は次の2つです。

  1. 負荷分散状況の把握
  2. パケットドロップの有無

これらを踏まえ、esxtopを見てみましょう。

esxtop起動後、ネットワークの”n”を押下すると次の画面が表示されます。

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表示情報のデータは一切変更は加えておらず、上記のような配置となっています。

ネットワークの受信情報がオレンジ(左から、毎秒のパケット受信数/毎秒のパケット受信Mb数/パケットサイズ平均)

ネットワークの送信情報がグリーン(左から、毎秒のパケット転送数/毎秒のパケット転送Mb数/パケットサイズ平均)

ネットワークのパケットドロップカウントがレッド

 

非常にシンプルですね。

特にレッドのパケットドロップのカウントが0以上である場合は、通信問題が、パケットの破棄によって起きていると言えます。この図は正常ですね。

 

また、上記の情報からでもある程度の仮想スイッチのイメージ図がつかめます。

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ちなみにチーミング構成により、各vmkernelポートも仮想マシンポートグループも、vmnic0とvmnic1をアップリンクとして持っていました。

上図では、負荷分散の配慮の元vmnic0とvmnic1が均等に使われていますが、試しにvmnicをコマンドで落としてみました。

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想定通りですが、vmnic1をダウンさせたことで、全ての通信がvmnic1によりましたね。

また、vmnic1をサイドアップしてみます。

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vmnic1ダウン前に、vmnic1を使っていた各vmkernelポートは、フェイルバックルールにより元のポートに戻りましたね。

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以上です。ネットワークに関して言えば、CPUやメモリ程見る箇所が多くあるという印象は無いですね。負荷分散状況とパケットドロップをモニター出来ればまずは良いかなという感想です。

 

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