今回はESXiに対し、ドライバーインストールを行う際の注意点を何点か紹介します。
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1. ドライバーの命名規則に関する注意点
復習になりますが、ドライバーのインストール時には、ファームウェアとの互換性が重要です。以下のリンクは前回私が確認をしたリンクです。
Broadcom 57810-k DP 10Gb NDCの互換性一覧はこちら
上記に基づくと、次の2つのドライバーが互換性があることが明記されています。
今回は、bnx2xドライバー(上の方)を利用しようと思いますが、ドライバー名が次のようになっています。
bnx2x version 2.712.10.v55.4
実際にこのドライバーのダウンロードは次のページです。
VMware ESXi 5.5 Driver CD for QLogic Network/iSCSI/FCoE Driver Set
ご覧の通り、vSphere 5.5用となってはいますが、VMware 互換性リストに基づけば、ESXi 6.5 Update1でも利用可能となっていますので、こちらを利用してください。
※この、実際のホストのバージョンと異なるケースも有り得る、という点が注意点です。
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2. コマンドラインでのインストール時の注意点
実際にドライバーのインストールを行う場合、”esxcli software”コマンドを駆使して行います。
この際、次のようなコマンドを入力します。
esxcli software vib install -d “オフラインバンドル名”
更に注意点ですが、この際オフラインバンドル名の指定は”絶対パス”での指定が必要です。
これはインストール時に相対パスを使用してしまったために、ドライバーインストールに失敗をしたケースです。
これはインストール時に絶対パスを使用し、ドライバーインストールに成功したケースです。
※インストール時のメッセージが”VIB Skipped”にのみドライバー名が連なっているのは、既にインストール済みのドライバーを上書きしたためです。
※新規でインストールしたVIBがある場合は、”VIB Installed”の行に新しいドライバーが表示されます。
こちらが関連ナレッジです。
次のエラーで VIB のインストールに失敗する:Unknown command or namespace software vib install (2079517)
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3. ドライバーインストール後は、新ドライバーの有効化と旧ドライバーの無効化を忘れずに!
これまでの工程の後には、次のコマンド2つを利用し新ドライバーの有効化と旧ドライバーの無効化をしましょう。
コマンドラインは、次の通りです。
esxcli system module set –enabled=true –module=”新ドライバー名”
esxcli system module set –enabled=false –module=”旧ドライバー名”
なお、この変更はESXiの再起動後から有効となりますのでこの点はご注意ください。
再起動後、qfle3ドライバーに変わりました。
関連ナレッジがこちらです。
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