vSANクラスターの理想形、推奨とは?

本日はvSphere 6.5 ICMコースのDay4です。

昨日はvSANのレッスンで、少し話し過ぎて受講生の方と白熱してしまいました(笑)

 

さて、しばらくvSANネタは封印しようかなとも思いましたが、また質問が出ましたので備忘録として記載します

 

お題: vSANって、ノードの構成は揃えるべきなのか?VMwareからの視点ではどうなのか?

 

回答はこちら、vSAN 6.2 Design and Sizing Guideより抜粋

f:id:instructor8010:20170727084148j:image

近いまたは同一な構成にするようにと記載がされています

 

これはvSANに限ったことではありませんね。

クラスターのコンセプトは、障害が起きてもファールオーバーにより、サービスの継続性を保持することにあります

 

例えばこんな構成のクラスターがあるとします

f:id:instructor8010:20170727084843j:image

  • ノード数は2, 仮想マシンが各ノード上で一台ずつ起動している
  • 物理メモリは左側のホストは20GB, 右側のホストは10GB
  • 仮想マシンのメモリ構成はいずれも10GBです
  • スペースの兼ね合いで記載してませんが、共有ストレージに、2台の仮想マシンは保存されていて、両ホストからそれらはアクセス可能とします
  • スマホで通勤中に書いたので、絵のクオリティはご容赦ください(笑)

 

この場合、ノードダウン時のシナリオは次のように異なります

  1. 右のノードがダウンした際は、その結果その上で動いていたVMは、左側のノード上で起動が出来ると言えます。理由としては左のノードが持つ物理メモリの搭載量が20GBであり、2台の仮想マシンを受け入れるリソースがあります
  2. 左のノードがダウンした際は、その結果その上で動いていたVMは、右側のホスト上で起動が出来ません。理由としては右のノードが持つ物理メモリの搭載量が10GBであり、2台の仮想マシンを受け入れるリソースがありません。

 

以上です。なお、今回のvSANのソースは6.2ですので、先々のバージョンアップでこれらの考え方は変化するかもしれませんので、最新の情報も是非皆様合わせてご確認ください。

 

と言うことで、今日は通勤の間だけでスマホ一つで0から書いて見ました。

今日もトレーニング頑張ります😄 

 追記:2017/07/27 13:15

vSAN 6.5用のDesign and Sizing Guideでも同様の説明です。

ファイルそのものを確認したい方は、以下のURLより、”VMware® vSAN™ Design and Sizing Guide 6.5″をご確認ください。

Storage and Availability Technical Documents

f:id:instructor8010:20170727131552p:plain

コメント