vSANについて、あることがきっかけで”ディスク要求モード”について実環境検証をしようとした所、あることに気が付きました。
あるはずの、”ディスク要求モード変更メニュー”が6.6の環境では存在しないのです。
これはvSAN 6.2環境でのvSAN設定のメニュー画面です。(HOL-1708-SDC-1-HOLより抜粋)
これはvSAN 6.6環境でのvSAN設定のメニュー画面です。
この理由を調査した所、vSAN 6.6からはこのモードをリタイアさせたことが次の記事に記載がありました。
本来のディスク要求モードの”自動(Automatic)”はvSAN構成時に、自動的に各ホストに搭載されたドライブを使い、ディスクグループを構成してくれるという機能でした。
コンセプトとしては、ユーザーに変わってディスクグループをデザインすることで、ミス構成を減らす、作業タスク短縮などがあります。
しかしこの点はユーザーが意図しないディスクグループ構成になってしまうという点が課題であり、多くのユーザーは”手動”でディスクグループを構成することが多かったようです。
時代はオールフラッシュストレージは”特別な存在”から”身近で標準的な存在”となってきています。加えて、Software Defined Storageの搭乗により、x86サーバーのシャーシデザインも、いかに大量のストレージデバイスを搭載するか、というコンセプトを持ったものも搭乗してきており、ユーザーサイドではディスクサイジングと選択肢が多くある状況です。
Dell EMC PowerEdge R740xdはストレージ拡張性が高い、代表的なサーバーノードですが、いよいよ2Uシャーシで最大で32本の2.5インチドライブを搭載出来るようになりました。
こうした時代の流れが、今回の機能変更に至ったものである、というのがVMwareからのアナウンスとなっています。
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