VMUG User/con 2019レポート及びVMUGとは
この度、貴重な機会に巡り会いまして、VMUGユーザー総会にスピーカーとして参加をさせて頂きました。
こうしたイベントに出る度にレポートをまとめていますので、今回も例外なく所感も含めてまとめさせて頂きました。
また今回私が本会に参加をするきっかけとなりました、VMUG Japanリーダーの五十嵐さんを始め、運営に携わっておられる皆様、私の講演を聞いてくださった皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げたいと思います。
運営の皆様によるイベント開始前の様子、開始前から皆様のアクティブさがとても伝わってきます。(VMUG Japan リーダー五十嵐さんのTweet)
この記事を通じて、少しでもVMUGとは何か?、私も参加したい!という方が増えてくれれば幸いです。
VMUGについて
VMUGのホームページに、”VMUGとは”というページがありましたのでそのまま引用致します。
「VMUG(VMware User Group)」は、実際の活用事例や技術情報の収集といったユーザ同士の意見交換のニーズの高まりを受け、VMware及びパートナー 製品に関する戦略、技術などの情報入手と共有、会員相互のコミュニケーションを通じた、ユーザの利益の増大とユーザ間のネットワーキング構築支援を目的として発足いたしました。
クラウド時代の到来を迎え、更なる効果的なITの活用が求められる時代となりました。高付加価値化された製品やサービスの機能を十分に生かすために、有効な活用方法の検証・研究が今まで以上に重要となります。
本ユーザ会は独立した組織として、各種VMware及びパートナー製品の活用に関連した研究をはじめ、セミナーや部会等の各種活動を行い、会員には各種サービスや施策における特典や会員相互はもとよりVMwareとの交流の機会などを提供いたします。
http://www.vmware-usergroup.jp/outline.html
端的に言えば、ユーザー同士がお互いの情報交換の場として集まるコミュニティだと言えます。
活動を通じてお互いの仮想化に対する知識強化を行っていくというものです。ユーザー参加型であるため、一般的なドキュメントやオフィシャル情報では出会えない現場ならではの意見が出てくる点はとても魅力的だと言えます。
参加のための要件
ユーザーである事、ただそれだけです。
http://www.vmware-usergroup.jp/contact.html
参加をする事でメーリングリストや掲示板を通じてメンバー間で交流可能となります。
私の場合はvExpertとして、vExpert飲み会に参加した際にVMUG Japanのリーダーである五十嵐さんとお会いした事をきっかけでメンバーとなり、飲み会の場で”是非ライトニングトークを”という事で貴重なVMUG総会での登壇チャンスを頂きました。
リーダーである五十嵐さんのフットワークの軽さからも、VMUGがとても熱い部会であることを感じました。
VMUGイベント参加所感
メンバーとなった私が初めて参加をしたのがVMUG総会という一年を締めくくるイベントでした。
今回の会場は工学院大学でした、大学の講義を受けるような感じで総会は進行していきます。
今年のVMUG総会のプログラムは次の通りです。
http://www.vmware-usergroup.jp/usercon2019.html
今回私のセッションは、Dell EMCがVMUGのスポンサーだったこともあり、スポンサーによるスピーチ枠として登壇致しました。
今回はVMworldに参加をした事を受け、その内容から今年流行るであろうテクノロジーについてご紹介しました。
自身の登壇も大変貴重な経験でしたが、これまでVMworldやvForumに参加したことある経験からすると、”ユーザーによる体験シェアリング”はとても新鮮かつ私も知らない内容が沢山あり大変為になりました。トレーニングで伝えていく内容は基本的なことがメインであるため、ユーザーならではの体験談はとても為になりますし、私自身トレーニングに生かしていくことが出来ます。やはり机上の空論だけではなく、実践をより取り入れていく事が何より重要だと再度考えさせられますね。
また、VMworldでもそうでしたが、こうした会合の参加のメリットとして、ネットワークが広がる事もまた大きな利点です。
今回、VMUG CEOであるBrad Tomplkins氏と直接の知り合いになれました。
おかげでツイートも頂きました。早くVCDX取らなくては…(笑)
総会後は会場を移動し、VMUG懇親会にてよりざっくばらんな形でお互いに会話をすることが出来ました。私は会場の皆さんとこんな話をしました。
- ブログ、いつも拝見してます!
”有難うございます、中の人です”というのを昨日は何度も言っていました(笑)空き時間に始めたこの私のブログが、想像を超えて多くの皆様に愛読いただいていた事をしり、VMUG総会参加をきっかけとしてより一層ブログ活動に精を出していこうと感じることが出来ました。皆様今後共よろしくお願い致します。 - いつからVMware製品を触っているか?
私の場合は実はvSphere 5.1くらいからなので、VMUGメンバーの諸先輩方と比べればかなり後輩です。インストラクターという職種をしているが故、旧バージョンの利用者との会話をした際に、古いドキュメントを読み起こすと、”この頃はこの機能がなくて驚いた”なんて話をして盛り上がりました。 - 何年IT業界にいて、今どんなことが悩みである
ユーザー同士の会話で、vSANやvSphereの相談事に混ざって問題に対するアプローチを一緒に考えました。この際普段お客様から頂く質問には無いようなケースにも遭遇出来、新しく知識を身につけることが出来ました。 - Dell/Dell EMCのサポート体制について
お声をかけていただいた皆さんからは、”最近DellもEMCもサポートがいいよね”や”うちもPowerEdge使ってます”のように嬉しいユーザーのお声も頂きました。皆様いつも有難うございます。私も8年以上前ですがPowerEdgeやストレージも電話とメールをサポートをしていたので、もしかするとその当時お話した事ある方もおられるかもしれません。 - 英語について
意外と多く質問を受けたのが、”いつから英語が使えるのか”、”どうやって英語を学んだのか?”でした。
私の身の回りにも、多くの優秀な日本人エンジニアや管理者が”言語の壁”に悩まされているのを目にします。
せっかくの機会ですから、このブログ内で私のテクニカルエンジニア式英語学習法を追って紹介していこうと思います。私からただ言える事は、”vSphereは登場から幾度となくアップデート、機能追加を繰り返して来ており、年々覚えることが増えている一方で、英語というのは単語や文法が年々増えているわけではない。つまり英語のほうが覚えることが少ない”という事です。
裏を返せば、毎回のVMware製品の更新情報のキャッチアップをされている皆様は、既に英語を学べるだけの基礎体力は十分にあるという話をしました。
※そんな私も英会話が出来るようになったのはこの3年以内くらいです。
このように、話に夢中だったため懇親会の会場写真を取り忘れてしまいましたので、最後の集合写真を掲示しておきます。
ちなみに、VMware関連の飲み会で飲むビールは、”vBeer”と言います。
まとめ
- VMUGはユーザーの集まりであり、お互いの情報共有の場である
- ユーザーであり、VMware製品に対する情熱を持っていれば誰でも参加が出来る
- ユーザーが集まる事でエンジニア同士のネットワークが広がる、そのため自分の視野が広がる
- ユーザーの事例、知識、経験とは教科書では学べない貴重な財産であり、VMUGはそうした情報を得られる場所である
- 英語はvSphereよりも簡単です
- 登壇後に飲むvBeerは格別である
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