Ruby vSphere Consoleの使い方(vsan.cluster_info編)

(本検証実行時のvCenter Serverのバージョンは6.5.0、ビルドは4602587です)

vSAN.Cluster_Infoの出力情報についての紹介です。

まずコマンドを実行すると、次のようにクラスターに参加しているホストに対し情報取得が実行されました。

f:id:instructor8010:20170625233823p:plain

以上の出力から、3ノードのクラスター環境であることが想像出来ます。

続いて、こちらが出力の画像キャプチャです。

f:id:instructor8010:20170625234304p:plain

この出力からは次のことが分かります。

  • ホスト名
  • インストールされているvSphere ESXiのバージョン情報
  • vSANが有効であるか否か(yesなら有効、Noなら無効)
  • クラスター内での役割、クラスターのUUID、自分自身のノードUUID、他のメンバーのノードUUID
  • ノードの退避状態(Noが正常、Yesではクラスターに対しキャパシティを提供しない)
  • ディスクグループのモード(オートクレームモードまたはマニュアルモード)
  • ディスクグループの構成情報
  • フォールトドメインの構成情報
  • vSAN IO用のvmkernelポートの名称とIPアドレス

上記の内容で補足をするとすれば”ノードの退避状態”です。

これは正常時はNoと表示され、Yesの場合はvSANクラスターに対し容量を提供しません。

試しにメンテナンスモードを設定してみた際に、項目がYesに変化しました。

f:id:instructor8010:20170625234708p:plain

以上です。今回は単一ホストの情報のみを掲載していますが、実際にはクラスターに参加をしている全ノード分の情報が連なって表示されます。

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