本日はvSphere 6.5 ICMコースのDay4です。
昨日はvSANのレッスンで、少し話し過ぎて受講生の方と白熱してしまいました(笑)
さて、しばらくvSANネタは封印しようかなとも思いましたが、また質問が出ましたので備忘録として記載します
お題: vSANって、ノードの構成は揃えるべきなのか?VMwareからの視点ではどうなのか?
回答はこちら、vSAN 6.2 Design and Sizing Guideより抜粋
近いまたは同一な構成にするようにと記載がされています
これはvSANに限ったことではありませんね。
クラスターのコンセプトは、障害が起きてもファールオーバーにより、サービスの継続性を保持することにあります
例えばこんな構成のクラスターがあるとします
- ノード数は2, 仮想マシンが各ノード上で一台ずつ起動している
- 物理メモリは左側のホストは20GB, 右側のホストは10GB
- 仮想マシンのメモリ構成はいずれも10GBです
- スペースの兼ね合いで記載してませんが、共有ストレージに、2台の仮想マシンは保存されていて、両ホストからそれらはアクセス可能とします
- スマホで通勤中に書いたので、絵のクオリティはご容赦ください(笑)
この場合、ノードダウン時のシナリオは次のように異なります
- 右のノードがダウンした際は、その結果その上で動いていたVMは、左側のノード上で起動が出来ると言えます。理由としては左のノードが持つ物理メモリの搭載量が20GBであり、2台の仮想マシンを受け入れるリソースがあります
- 左のノードがダウンした際は、その結果その上で動いていたVMは、右側のホスト上で起動が出来ません。理由としては右のノードが持つ物理メモリの搭載量が10GBであり、2台の仮想マシンを受け入れるリソースがありません。
以上です。なお、今回のvSANのソースは6.2ですので、先々のバージョンアップでこれらの考え方は変化するかもしれませんので、最新の情報も是非皆様合わせてご確認ください。
と言うことで、今日は通勤の間だけでスマホ一つで0から書いて見ました。
今日もトレーニング頑張ります😄
追記:2017/07/27 13:15
vSAN 6.5用のDesign and Sizing Guideでも同様の説明です。
ファイルそのものを確認したい方は、以下のURLより、”VMware® vSAN™ Design and Sizing Guide 6.5″をご確認ください。
Storage and Availability Technical Documents
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