前回に引き続いて、VMware NSXに対する資格である”VCP-NV”の取得方法のご紹介です。
前回はvSphereの認定資格であるVCP-DCVを紹介しました、詳細は以下のリンクからご覧ください。
今回のお題はこちらです。
お題:VCP-NVの取得条件について
”必須トレーニングを受けて、2つの試験を受けて取得をする”と思っている方は、実は半分正解といった所です。
さて、まずは公式ソースを確認してみましょう。
VMware Certified Professional 6 – Network Virtualization (VCP6-NV) | United States
大きく分けて2パターンあります。
まずPath 1ですが、お察しの通りVMware認定のトレーニングを受講していれば、後は2つの試験合格で、認定を受けることが出来ます。
対象トレーニングは次の通りです。いずれもVMware NSX絡みですね。当然と言えば当然です。
これはとても有名な方法ですね、ですが私が皆様にお伝えしたいのは以下のもう1つのプロセスです。
なんと、有効なCiscoのCCNA、CCNP、CCIE以上を保持していれば、なんとVMwareトレーニングをの受講を行わずとも、資格認定試験の合格のみでスキル認定を受けることが出来ます。
これまで、VMwareの認定スキルと言えば、基本的にトレーニング受講有りきなわけですが、NVだけは珍しくもこうしたパスもあります。
これは公式トレーニングを行っている一インストラクターという視点では、非常に良い事だと感じました。
理由としては、VMware NSXを知るためには、”基本的なネットワーク知識”を持っていることが前提となるわけです。コースの内容を考えた場合、基本的なスイッチの動きやブロードキャストのデメリット、ARPプロトコルとは、といった内容を把握している方であればこそ理解出来る内容もあります。
私は、Cisco資格もCCNP Switchまでは持っていますので、その点は非常に共感が出来ます。
勿論、Cisco資格を保持している方であっても、VMware NSXの公式コースは受けて頂くことで、よりNSXについて知っていただっけますので、受けていただくことに越したことはありません。
以上で今回のまとめに入ります。
- VCP6-NVの取得条件は次の通り
– 2パターンのパスが存在する
– パターン1は、正規のトレーニングコース受講+2つの試験合格
– パターン2は、Cisco資格であるCCNA以上を保持している+2つの試験合格 - ネットワークの基礎知識固めを忘れずに
– VMware NSXは、VMware製品でありますが、其の根幹は一般的なネットワーク知識にあります。これをなくしては取り扱えない製品となります。
Ciscoでも良いですし、それ以外にも何かしらネットワークの知識を自己学習しておくことをおすすめしたいと思います。
今後別回で、私が過去にネットワーク知識の学習に利用したサイトをご紹介させていただきたいと思います。
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