Dell EMC Avamarのアップグレード手順

Dell Technologies

Dell EMC Avamarのアップグレード手順

本記事では、Dell EMC Avamarのアップグレード手順について紹介します。

アップグレード用ファイルの入手方法

Dell Technologiesのサポートサイトから入手します。
Dell EMC Avamar Virtual Edition向けのサポートサイトページはこちらです。

なお、ダウンロードの際はサポートサイト用のアカウントログインが必要です。
ログインしていない場合は以下のようにダウンロード項目がなく、ログインを求める記載が現れます。

ログイン後は次のようにパッケージインストール用のファイルをダウンロード出来るようになります。
以下のファイルを、Avamarにアップロードすることでアップグレードのインストールが出来ます。 

アップグレード手順

  1. Avamarが持つWebブラウザUIである、”Avamar インストール マネージャ”に接続し、
    画面左側の”リポジトリ”を選択します。
    (https://avamarのFQDNまたはIPアドレス:7543/avi/avigui.html)
    アクセス直後はログイン画面が表示されますが既にログイン後の様子を掲示しています


  2. 現在のAvamarのバージョンを確認します。(画面内右上の?マークをクリックして確認しました)
    本画像取得時点では19.1.0-38というバージョンです。
  3. 本ページ内のタブ”Repository”に移動後、Dell Technologiesのサポートサイトから入手してきたアップグレード用のファイルをAvamarにアップロードします。(Browseボタンから行う)
    下図ではファイルのアップロードが開始されています。
  4. ファイルのアップロードが完了し、これからファイルの検証などの更新適用前の準備タスクが実行されます。(ここからは状況を監視します、特に作業は不要です。)
  5. ファイルの検証が実行されています。(引き続き状況を監視します、特に作業は不要です。)
  6. ファイルの検証が完了し、アップロードしたファイルが更新適用に使用可能だと承認されました。
    次は更新を適用するために、ページを移動する必要があります。
  7. 本ページ内のタブ”SW Updates”に移動後、先ほどアップロードしたアップグレードの詳細が表示されています。今回のアップグレードは19.4.0.116というバージョンです。
    画面内右側にある”Install”をクリックして、アップグレードのインストールを開始します。
  8. アップグレードの適用開始のための初期化動作が実行されました。
  9. アップグレードのインストール前にユーザーによる構成可能なメニューがある場合はこちらの画面で編集が可能です。なお、画面中央に赤い!マークで”Password Validation”というメニューがありますが、Avamarを動作させるLinux OSの管理者パスワードを本タブ内で入力する必要があります。

    今回は画面の左下に”Show advanced settings”があります。どのようなメニューが存在するか確認してみたいと思います。

    Passwordタブの様子

    Server Settingsタブの様子

    Security Settingsタブの様子

    Password Validationタブの様子
    今回のアップグレードではこちらは必須入力のため、Avamar OSのrootユーザーのパスワードを入力します。
    パスワード入力後、画面右下の”Continue”がクリック可能となります。それでは”Continue”をクリックします。
  10. アップグレードが開始されました。(ここからは状況を監視します、特に作業は不要です。)
  11. アップグレードの途中で一旦ログアウトされました。再アクセスすると再度ログイン画面が表示されました。
    アップグレードの進捗を確認するために再ログインします。

    なお、今回のアップグレードの適用を行ったことでAvamar Installation Managerの画面UIが新しいものに変わっています。

  12. 再ログイン後、画面左の”SW Upgrades”から現在のアップグレードの様子を確認することが出来ます。
    画面内右側に”MONITOR”と書かれた青いボタンがありますのでクリックします。


  13. アップグレードの作業履歴が表示されました。
    図内中央のHistory内の一番下の行では、Statusがprocessingとし、現在もアップグレードタスクが実行中であることが分かります。

以上の工程までくれば、後はユーザーの作業は無く、待つだけでアップグレードは完了となります。

本記事での手順紹介は以上となります。

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