- VMware おすすめ 勉強/学習 書籍の紹介
- vSphere関連の書籍
- 徹底攻略VCP-DCV教科書 VMware vSphere7対応 徹底攻略シリーズ(書籍とKindle版)
- VMware徹底入門 第4版 VMware vSphere 6.0対応(書籍とKindle版)
- できるPRO VMware vSphere 6 (できるPROシリーズ)(書籍とKindle版)
- VMware vSphere 6.5 Host Resources Deep Dive(書籍とKindle版)
- VMware vSphere 6.7 Clustering Deep Dive(書籍とKindle版)
- Introduction · vSphere 6.0 U2 HA Deepdive
- VMware vSphere クラスタ構築/運用の技法
- vSAN関連の書籍
- 最後に:電子書籍について
- vSphere関連の書籍
VMware おすすめ 勉強/学習 書籍の紹介
このBlogはvExpert Advent Calendarに参加していました。https://adventar.org/calendars/2248
元々2017年の年末に掲載をした記事だったので、”クリスマスシーズンの休暇の読み物紹介”という形式でお届けした記事でした。当時は無償でPDF配布も行われた書籍も多くありましたが、現在ではリンク切れもあるため、改めてリンクを確認し、更には直近で販売されだした書籍についても追記致しました。
尚、本記事では紙媒体及び電子書籍両方に対応した書籍があります。電子書籍についてはAmazon Kindle対応しておりますので、それに関連した情報を本記事の最後に掲示しております。技術書は大変分厚く、複数の持ち歩きが難しいため、電子書籍化するのは一つの手だと言えます(著者もそのようにして書籍を複数保有しています)
特に電車通勤で、長時間社内で過ごす際に分厚い本を持ち出す、取り出すというのは少し大変なのでおすすめです。
vSphere関連の書籍
徹底攻略VCP-DCV教科書 VMware vSphere7対応 徹底攻略シリーズ(書籍とKindle版)
書籍のターゲット | vSphereに関する基礎を学びたい / VCP-DCV試験の対策をしたい人 |
対応製品 | vSphere 7.0 |
技術レベル | Level 100~200 |
対応言語 | 日本語のみ |
無償提供有無 | 無し |
本書は、vSphere 7ベースのVMware認定資格であるVCP-DCVの対策書籍です。
2022年5月時点では、唯一の日本語版での認定資格対策書籍です。
なお、執筆は本ブログ著者である私Yamatoと、もう1名のVMware認定インストラクターの2名で執筆をしております。
VCP-DCVに合格が出来るための練習問題はもちろん、資格を受けない人でvSphereの基礎に関する教科書が欲しい方にお勧めをさせていただいております。本書に関する別記事での紹介は次のリンクをご確認ください。
VMware徹底入門 第4版 VMware vSphere 6.0対応(書籍とKindle版)
書籍のターゲット | vSphereに関するバイブルが必要な方 |
対応製品 | vSphere 6.0 |
技術レベル | Level 100~200 |
対応言語 | 日本語のみ |
無償提供有無 | 無し |
vSphereに関して“まずバイブルのような一冊”を持っておきたい!という方には大変おすすめです。vSphereを中心に、vSAN、NSXなどのエンタープライズ向けの製品についても記載があり、また各種機能についても基本から応用までを図解も合わせて記述があります。運用やデザインについても記述があり、設計、導入、管理、いずれの立場の方にもマッチする一冊だと言えます。
一方で注意点としてはvSphere 6.0対応のため、vSphere 6.5や6.7には対応をしていませんので、更新差分については別紙などを参照頂くことをご注意ください。
できるPRO VMware vSphere 6 (できるPROシリーズ)(書籍とKindle版)
書籍のターゲット | vSphereに関して初めて学ぶ方 |
対応製品 | vSphere 6.0 |
技術レベル | Level 100 |
対応言語 | 日本語のみ |
無償提供有無 | Amazon Kindle Unlimitedにて無償提供中 |
VMware 徹底入門を”よりわかりやすく”、”ステップバイステップでの操作画面キャプチャを確認したい”ユーザー向けの一冊だと言えます。
実際の画面のイメージを見ながら基本を学ぶことが出来る点は複数ある書籍の中でも断トツだと言えます。本書籍の注意点は、vSphere 6.7以降で”vSphere Web Client”は今後リタイアする事が決定しているため、将来的にリリースされる製品については本書内での画面イメージとは異なるデザインのものになるという点です。
上述していますが、Amazon Kindle Unlimitedにて無償で閲覧可能です。Amazon Kindle Unlimitedについてはこちらのリンクを参照ください。
VMware vSphere 6.5 Host Resources Deep Dive(書籍とKindle版)
書籍のターゲット | vSphereのアーキテクチャを学びたい方 |
対応製品 | vSphere 6.5 |
技術レベル | Level 200~300 |
対応言語 | 英語のみ |
無償提供有無 | 無償電子書籍版はこちら |
vSphere ESXiが、どのようにハードウェア上で振る舞うのか、というアーキテクチャレベルの内容を知りたい方向けの一冊です。仮想化に関する書籍であるにも関わらず、CPUの内部アーキテクチャや仕組みなどについて紹介が多く、これまでのVMware書籍とは違った特色の本だと言えます。
PDF版として無償提供版もありますし、製本されたものもありますので、ご自身の学習スタイルに応じて適切なものを選択ください。(なお無償提供版は予告なく提供終了される場合がありますのでご留意ください)
VMware vSphere 6.7 Clustering Deep Dive(書籍とKindle版)
書籍のターゲット | vSphereのクラスター機能のマスターに成りたい方 |
対応製品 | vSphere 6.7 |
技術レベル | Level 200~300 |
対応言語 | 英語のみ |
無償提供有無 | 無償電子書籍版はこちら |
次の機能についてマスターしたいユーザーは、この一冊を入手すべきだと言えます。
vSphere HA, vSphere DRS, vSphere DPM, vSphere Storage DRS
Storage I/O Control, Network I/O Control
つまり、vSphere ESXiやvCenter Serverの基本知識を有しており、上記であげた機能の概要を理解しているユーザー向けとも言えます。
機能の基本説明は勿論ですが、アーキテクチャ、利用ケース、ベストプラクティス、障害シナリオに至るまでが詰まっており、基本を抑えたユーザーがより高みを目指すための一冊だと言えます。
余談ですが、私はこの書籍をVMworld 2018で入手しました。この写真は、会場にて著者によるサイン会があった際の1枚です。(左から、Niels Hagoort氏 / Duncan Epping氏 / FrankDenneman氏)
全然どうでも良い情報ですが、サイン会では1番に並んで書籍を受け取りました。
Introduction · vSphere 6.0 U2 HA Deepdive
2019/03時点で既に無償配布版の提供は終了しておりましたので、製品版リンクのみをご紹介しています。
書籍のターゲット | vSphereのクラスター機能のマスターに成りたい方 |
対応製品 | vSphere 6.0 |
技術レベル | Level 200~300 |
対応言語 | 英語のみ |
無償提供有無 | 無償電子書籍版はこちら |
本書籍のターゲットは、VMware vSphereで構成可能なクラスタリング機能である”vSphere HA”についてのみ、アーキテクチャ、動作、基本設定、環境デザインなどについて学びたい方向けの書籍となっています。なお、本書については、上記でご紹介しております”VMware vSphere 6.7 Clustering Deep Dive”をお持ちであれば、新書にて全ての内容はカバーされているため入手する必要は無いと言えます。
VMware vSphere クラスタ構築/運用の技法
書籍のターゲット | 日本語でvSphereのクラスター機能のマスターに成りたい方 |
対応製品 | vSphere 5.x |
技術レベル | Level 200~300 |
対応言語 | 日本語のみ |
無償提供有無 | 無し |
私が知る限り、唯一日本語提供されているvSphereのクラスター関連書籍です。ベースがvSphere 5.x世代ということもあり、
vSphere 6.x以降に登場しました新機能には対応していません。vSphere HAそのものは、vSPhere 4.x世代以前とvSphere 5.x以降では、異なるアーキテクチャを採用しており、基本の仕組みとしては本書籍で取り扱う内容は6.xにも合うとは言えます。(Fault Domain Managerという機能を用いて高可用性を提供しています)
vSphereのクラスター機能の基本のみを学習するという意味ではこの書籍を選択するのは良いかもしれません。
勿論、運用されているバージョンが5.x以降である場合は、この書籍に加えてVMware社の日本語ドキュメントなども合わせてご覧頂くのがベストだとは言えます。
vSAN関連の書籍
VMware vSAN 6.7 U1 Deep Dive (English Edition)
書籍のターゲット | vSANについてのバイブルが必要な方 |
対応製品 | vSphere 6.7 / vSAN 6.7 |
技術レベル | Level 100~300 |
対応言語 | 英語のみ |
無償提供有無 | 無償電子書籍版はこちら |
vSANについて、基礎、応用、Deep Diveの全てが詰まった一冊だと言えます。本書は、vSANの紹介、要件、導入と設定などからスタートします。
つまり初めてvSANを触る、学ぶという方も当然おすすめですが、1つ1つの内容についての掘り下げも多いです。
“気軽に読める一冊”というよりは、“まずはvSANについてはこの一冊を読み切る”というタイプのものになります。
他にも、仕組み、機能、運用と管理などが掲載されていますので、導入者、設計者などに向いていると言えます。
また、vSAN 6.7に対応しているため、本記事投稿時点では最新のvSphere 6.7に対応しているため、最新の情報や機能について知りたい、という方には大変おすすめです。
本書はVMware社において、Storage & Availability BUでCTOとして活躍されてるCormacHogan氏と、同じ職責であるDuncan Epping氏の共同著書です。つまりvSANそのものの設計を直接的に主導されているメンバーの書籍であるため、信頼性については抜群であると言えるでしょう。
Operationalizing VMware vSAN
書籍のターゲット | vSAN環境の運用管理に関わる方 |
対応製品 | vSphere 6.7 / vSAN 6.7 |
技術レベル | Level 200~300 |
対応言語 | 英語のみ |
無償提供有無 | 無償電子書籍版はこちら |
IT環境においては、運用管理のことを”Day2 オペレーション”と呼びますが、この書籍はvSANにおけるDay 2オペレーションをどのように効果的に行うかを学べます。
つまり、 “vSANとは“というような基本については既に学び終えているユーザー向けだとも言えます。
ここで言う運用管理というのは、パフォーマンス管理、変更管理、インシデント管理などを含んでいます。これらについて、従来のSANストレージで経験がある管理者だとしても、vSANはSANとは異なり、柔軟性、拡張性の高さ、統合されたインターフェースなどが特徴です。異なる性質を持つが故、従来培ってきたノウハウとは異なるスキルが必要になると言えます。
Introduction to the book – vSAN Essentials 6.2
書籍のターゲット | vSANについてのバイブルが必要な方 |
対応製品 | vSAN 5.5(有償版) または vSAN 6.2(無償版) |
技術レベル | Level 100~200 |
対応言語 | 英語のみ |
無償提供有無 | 無償電子書籍版はこちら(PDF / EPUB / MOBI) |
vSANを始めとしたHCI市場は、ここ数年で盛り上がりを見せているわけですが、新しいテクノロジーの学習には、まずオフィシャルな教科書が欲しいという方も多いと思います。vSANはドキュメントも優れていますが、ドキュメントと教科書は別もの、という方も多いのではと思います。
なお、本書については、タイトルは異なりますが”VMware vSAN 6.7 U1 Deep Dive (English Edition)”にて同書の内容をカバーしていますので、新書をお持ちであれば特にこの書籍も不要と言えます。
最後に:電子書籍について
本記事で紹介しております各書籍の一部は、Amazon Kindleでの電子書籍に対応しています。
Kindleは以下のようなハードウェアもあります。
電子書籍の利点としては次の点が挙げられます。
- 重たい紙ベースの書籍を持ち歩かなくて良い
- 英単語を長押しすれば検索可能(書籍による)
- 複数のデバイス間で読んだ場所を同期出来る
例えば、スマートフォンで読んでいた書籍を、別のタブレットで開いた場合は、スマートフォンで読んでいたページが自動的に開きます。 - 欲しい書籍が発刊された際、すぐに入手出来る
また、Amazon Kindleの場合は”Unlimited”というサービスも提供されており、定額で書籍を閲覧可能なサービスもあります。この中に幾つかのVMware書籍も対応していますので、興味がある書籍があれば利用してみるのも一つの手です。
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