vSAN環境では、SSD/HDDをデータストアに含める際に、”ディスク要求モード”と呼ばれるモードに基づいてそれらが組み込まれます。
概要はこちらをご覧ください。
さて、モードは2種類あり、”自動”と”手動”です。
自動の場合は、自動的にディスクグループが構成されます。
手動の場合は、ユーザーがどのSSDをキャッシュ層に含め、どのSSDまたはHDDをキャパシティ層に含めるかを選択する必要があります。
現在のユーザーのモード確認は、次の画面から確認が出来ます。
今回は次のような質問がありました。
”一度、自動モードを構成したvSANで、これを手動に変更した場合、ディスクグループは残るか?”
早速試しました。
結論は、”残る”です。(VMware ハンズオンラボ vSAN 6.2 A to Zにて確認済み)
ある意味当たり前かなとも言える結果ですし、”わざわざ自動から手動に変更するようなケースはあるのか?”とも言えます。
実は、ディスク交換時ですが、”手動モードでないと、ディスクの取り外しが出来ません”
操作を実施しようとした場合、次のようなエラーが表示されます。
ですので、メンテナンスによるディスク交換時には、モードを”手動”に変更する必要が出てきます。
以下の表記はvSAN 6.2の管理ガイドより抜粋です。
https://docs.vmware.com/en/VMware-vSphere/6.0/virtual-san-62-administration-guide.pdf
なお、vSAN 6.6のドキュメントでは・・・
https://docs.vmware.com/en/VMware-vSphere/6.5/virtual-san-66-administration-guide.pdf
表記が消えています。この点が解消されたのでしょうか。
いいえ、挙動は同じでした。
ドキュメントバージョンが、EN-002503-01ですので、これ以降のリビジョンにてこの点が修正されると思われます。
結論:ディスク交換時には、ディスク要求モードは”手動”でなければならない(2017/07時点)
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