Dell EMC Avamar VEのプロキシ仮想アプライアンスの展開方法
本記事では、Dell EMC Avamar環境において、イメージバックアップを実行する際に必要となるプロキシ仮想アプライアンスの展開方法について紹介します。
プロキシ仮想アプライアンスの役割
プロキシ仮想アプライアンスは、Avamarによるイメージバックアップ取得時に必須です。
この仮想アプライアンスは、バックアップ対象となる仮想マシンの中にエージェントなどのソフトウェアをインストールすることなく、このプロキシ仮想マシンがバックアップの処理を行います。
例えば重複排除処理は、プロキシ仮想アプライアンスが処理する代表的な機能の1つです。
次の記事がわかりやすく紹介してくれていますので参考になれば幸いです。
プロキシ仮想アプライアンスの展開方法
- Avamar AUIにログインし、画面左の”プロキシ管理”を選択します。
本画面から、Avamarに接続されているvCenter Serverに対してプロキシを展開するのですが、
まずは展開先の情報を取得します。
下図内中央にある”推奨事項の作成”をクリックします。 - 画面右上の”推奨事項”の欄に、vCenter Serverが持つ環境情報が表示されます。
現在はプロキシ 仮想アプライアンスは展開されていません。ここで展開先となるESXiホストを一覧指定します。指定した後は、図内右上のウィンドウ内の”+”をクリックしてプロキシ アプライアンスの展開ウィザードを起動します。 - プロキシ アプライアンスの設定情報を入力します。
上記のように構成に関する情報入力の画面が表示されます。ウィザードに従い構成を入力します。
図内で取り扱っている値は、実際に構築頂く環境内に適した値に読み替えて下さい。
入力を終え、”保存”をクリックすると、指定したホスト上に仮想アプライアンスの展開が行われます。
展開を終えた際は、以下のようにプロキシ アプライアンスが一覧に追加されます。
こちらがvSphere Clientから見た当該プロキシ アプライアンスの様子です。
プロキシ仮想アプライアンスの仕様
プロキシ仮想アプライアンスは次の仮想ハードウェア構成を持ちます。
- CPU 4コア
- メモリ 4GB
- 仮想ハードディスク1 20GB
- 仮想ハードディスク2 1GB
- 1つの仮想ネットワークアダプター
なお、こちらの情報は次のリンクに掲載があります。
DELL EMC Avamar 7.4.1, 7.5 & 18.1 (60224) – VMware Knowledge Base
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