Veeam Backup & Replication Enterprise Editionを無償で使ってみた【00. 特別編(NFRライセンスについて)】
NFRライセンスとは?
NFRとは、”Not for Resale”の略称で、非再販を意味します。
Veeam社では、NFRのルールを元に、ホームラボ、製品デモ、トレーニングを目的とした同ライセンスが提供されています。
本記事では、基本的に以下のURLに掲載された情報を日本語化して提供しています。
そのため、元URLの情報と本記事の内容とで差が生じる場合は、恐れ入りますが元URL側の情報を正として読解ください。
NFRライセンスとCommunity Editionの関係性
Community Editionは主要機能を台数限定で使用することが想定であるのに対し、
NFRライセンスは製品版そのものの評価をしてもらうことが目的です。
後述している内容でも記載はありますが、Veeam Backup & Replicationの”1年間限定のEnterprise Plus”ライセンスとして動作します。
また保護可能なワークロード数は20です。
誰が使用可能か?
Veeam社では、次の方を対象にNFRライセンスを提供しています。1つでも満たしていればOKです。
- Veeam Certified Engineers (VMCEs)
- VMware vExperts
- VMware Certified Professionals (VCPs)
- VMware Certified Advanced Professionals (VCAPs)
- Microsoft Most Valuable Professionals (MVPs)
- Microsoft Most Valuable Professionals – Office 365 (MVPs)
- Microsoft Certified Solutions Experts (MCSEs)
- AWS Heroes
- AWS Certified Pros
- VMware, Microsoft, AWS trainers
私の場合は、vExpert, VCP, VCAP, VMware Trainerが該当でしたので要件を満たしています。
入手方法は?
上述しておりますリンクにアクセスをするとNFRライセンス申請フォームがあります。
下記のように項目を埋めていきます。
一番下の”You are”の所には、上記で紹介したいずれかの要件に該当する項目を選択します。
申請完了後、直ぐにNFRライセンスの承認が降りて、その後実行ファイルのインストーラーがダウンロードされるページに移動しました。ライセンスキーはメールで送られるということで少し待ちます。
数分後、ライセンスがメールにて送付されました。
ライセンスは、コードではなくファイルとして提供されます。このファイルをVBR上でインポートすればライセンス適用が完了します。
適用方法は?
Community Editionの状態ですと、VBR起動後は次のようにCommunity Editionであるとわかるトップ画面が表示されます。
画面の右下にもひっそりと”Community Edition”の記載がありますね。
画面左上のハンバーガーアイコン(三行の横線)から、”License”というメニューにアクセスします。
現在のエディションが、”Community Edition”であることを確認します。
それでは、”Install”ボタンからライセンスファイルをインストールします。
ライセンスが適用されました。NFRライセンスは発行から1年間が有効期限です。(私は取得後一定期間はCommunity Editionとして使用していました)
製品のEditionとしては、Enterprise Plus相当に昇格されたことがわかります。
なお、画面右下の表記もCommunity EditionからEnterprise Plusに変更されたことも確認ができます。
以上となります。いたれりつくせりなVeeamさんですね、有難うございます。
次回の第3回では、順番は前後しますがVBRのインストール手順について触れたいと思います。(主題のCommunity Editionを使ってみた、から外れている気もしますが、基本的にはCommunity Editionで使用可能な機能をメインでブログは紹介しようと思います。)
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