【VMware認定資格】VCTA-DCV 受験レポート【VMware初心者におすすめ】

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【VMware認定資格】VCTA-DCV 受験レポート【VMware初心者におすすめ】

久しぶりのブログ記事です。

今年は年始から5月まで人生初の書籍執筆活動に参加をしており、その兼ね合いでブログ記事の投稿を控えていました。上記の活動も終わりが見えてきた事もあり、そろそろブログ記事の掲載を再開していきます。

久しぶりのネタは、登場したばかりの新試験を受けて来ましたので受験体験レポートを記事にしてみました。


VCTA-DCVについて

どんな資格なのか?

本認定資格の正式名称は、”VMware Certified Technical Associate”であり、VMware製品を学び出した方向けの資格です。2021年05月時点では、DCV(データセンターの仮想化)トラックの試験は4段階あり、VCTAはその第1段階に位置します。


【引用元】VMware – Certification 

なお、以前には”VCA-DCV(VMware Certified Associate)”という同レベルの科目が存在していましたが、2015年を最後に本認定資格はリタイアとなり、VCTAとして再登場したという背景があります。

誰が対象なのか?

VCTA-DCVは、上述の通りデータセンターの仮想化製品に対する初級レベルの認定です。
つまり、vSphere(ESXiやvCenter Server)を中心とした学習をスタートした方が、自身の理解度を確認するのに役立ちます。特に、ITインフラ業界に入ったばかりの方で”仮想化って何?”という状態の方も多いと思いますが、そんな方に受けて頂くといいのではないかと思います。

または、これまで自己流で仮想化について体系的な学習をしたことがない方にもおすすめですね。

(私はどちらにも属しませんが、VMware認定インストラクターとしてはやはり受講者様から試験系の話はよく聞かれるので受けてみました)

(ちなみに、2021年の半年間のみでデータセンターの仮想化トラックの全5試験中4試験をクリアしてしまいました。残るはVCDX…2021年現在もVCDX-DCVは日本国内には0人ですので私が国内1号を取りたいのですが。時間に追われています。)

受験のために、VMware公認トレーニングの参加は必要か?

VMware社の認定資格では、”VCP(VMware Certified Professional)”がとても有名ですが、
この資格を取得するためには、VMware社が提供する公認トレーニングの参加が必須です。

(正しくは、試験そのものはトレーニングの受講有無関係無く受験は出来ますが、認定資格を得るためにはトレーニングへの参加と試験合格の2つがセットである必要があります)

【参考情報】VCP対応のVMware社公式トレーニングは5日間コースで約40万円前後です。(2021年5月時点)
VMware vSphere Install, Configure, Manage [v7]

しかしながら、VCTAに限って言えばトレーニングの参加は任意です。
つまり、既に一定のスキルを持っている確証があればトレーニングの参加なく、試験への合格をもって即認定となります。どの程度のレベルのスキルが有ればよいかについては、本記事内にて触れます。

もしこれから初めてVMwareの製品について学習をする、という方は是非次のトレーニングをご受講されることを推奨致します。blogs.vmware.com

このコンテンツについては私も受講をしてみましたが、金額が4万円という内容に対してとてもボリュームが豊富でかつ図解やシミュレーターの精度も高くとてもコストパフォーマンスに優れた内容でした。

特に仮想化という技術について、日常生活で例えた説明が多様されており、初学者の方でもわかりやすく作り込まれている学習コンテンツだなという印象です。

受験に向けて必要なスキル

受験をしてみて、次のようなスキルは前提として知っておくべきだと感じました。
なお、あらゆる問いかけに対してカバーしているわけではなく、試験のレベル感を理解して頂くための情報です。守秘義務の観点からも直接的にこのような問題が出た、という内容は記述が出来ませんのでこの点についてはご理解の上、学習計画を建てるヒントになれば幸いです。

ネットワーキングやストレージなどのITインフラに関する一般的な用語への理解

例えば、次のような用語については意味合いを理解している必要があります。

  • SAN(ストレージエリアネットワーク)
  • NAS(ネットワークアタッチドストレージ)
  • iSCSI
  • FC(Fibre Channel)
  • VLAN
  • チーミング
  • ロードバランシング
  • 高可用性
  • 物理ホスト
  • ダウンタイム

これらの単語を見て、”これくらいなら分かるな”という方は受験の準備の第1段階はクリア出来ています。

vSphereで登場する主要機能への理解と差別化

上記と似ていますが、次のような機能について正しく理解出来ていることは重要です。
(こちらも上述の通り、試験で問われる単語をすべて網羅しているわけではありません)

  • vSphere Client
  • vSphere vMotion
  • vSphere Storage vMotion
  • vSphere High Availability
  • Enhanced vMotion Compatibility
  • vSphere Distributed Resource Scheduler
  • vSphere Fault Tolerance
  • vSphere Standard Switch
  • vSphere Distributed Switch
  • vSphere Replication
  • メンテナンスモード

これらの単語について、次のような理解が必要です。

  1. 機能概要と利用事例を他者に説明が出来る
  2. 各機能で登場する付随した用語についても説明が出来る
  3. 似ている機能について、差別化のポイントを理解している
  4. 各種機能が実行される単位が、仮想マシンレベルか、クラスタレベルか、データセンターレベルか、などの適用範囲を理解している

2について言えば、vSphere High Availabilityは障害によって影響を受けた仮想マシンを迅速に再起動するクラスタリング機能ですが、障害の種類も何パターンかあります。これらのパターンに対する呼称や一般的な動きなどは理解しておくと良いでしょう。

3について言えば、【vSphere vMotionとvSphere High Availabilityの違い】や【vSphere High AvailabilityとvSphere Fault Toleranceの違い】などを説明出来るか、というイメージです。私もそうでしたが、学びたての頃は、いくつかの機能がもたらす結果は同じでも(この例で言えば、仮想マシンが実行されるホストが変更される)、その理由や背景が異なるわけです。これを他者に説明出来るレベルに到達している必要があります。

なお、守秘義務があるとはいえここまで具体的な機能名をレポートとしてあげても問題がないのか?というと私は常にVMware社が提供する試験概要のPDFをベースに記事を書くように努めています。

VMware VCTA-DCV Exam Preparation Guide

次の図は2021年5月時点の一部抜粋です。こうしてみると、私の記事内での紹介機能はすべて試験概要で公開されていますし、勿論ですが公式情報の方がより詳細に試験で問われる内容が記述されています。

試験を受ける前に、一度は試験準備ガイドは目を通しましょう。そしてガイド内で紹介されているURLにはアクセスをしてみましょう。それをするかしないかは試験への準備の度合いが大きく変わると思います。(個人の感想)

vSphere Clientのユーザーインターフェイスの操作スキル

本試験は、公開情報にもある通り単一選択または複数選択の問いかけのみです。

しかしながら試験要項では、特定機能の設定の方法や管理タスク、など記述があります。
シミュレーション問題の出題はありませんが、”この設定はここにあるな”、”この情報は確かここで閲覧出来るな”と、頭の中でUIを想像して、このタブのここにあるな、というのを脳内シミュレーション出来る程になるといいです。特にこれらのタブについては、それぞれの違いを理解して、どの作業が、どのタブに関連づいているかを直感的にすぐ分かるレベルになるととても理想的です。

初学者からすると”難しいこというなぁ”と思うかもしれませんが、これらのタスクは実際にやって見ると、極めて限られたマウス操作で出来てしまいます。

以前に投稿した記事ですが、VMware社は誰でも利用可能な無償開放のラボ環境がありますので、こちらを利用して実操作の練習は出来ます。

lab8010.com

関連URL

あとがき

この試験のクオリティといい、関連教材はとても品質が良いです。私がvSphereと出会った当初にこの試験や学習リソースがあれば、より効率的に製品学習が出来ただろうなと思います。最近は私のブログもだいぶん試験レポートや対策記事中心になってきましたが、今後も新たなインフラエンジニアの方の学習支援を幅広く行っていきたいなと思います。引き続き当ブログをどうぞ宜しくお願い致します。

最近こんなサイトで読者様からの質問をお受けすることも初めて見ました。
もし学習やキャリアなどで聞いてみたいということがありましたら、お気軽に投稿ください。

 

 

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