【PC/Mac/iOS/Android】個人向けMicrosoft Defender for individualsについて調べてみた
今日ふとTwitterを見ていたらこんなニュースが!
[ITmedia PC USER]個人向け「Microsoft Defender」提供開始 Microsoft 365 PersonalとFamily契約者向け https://t.co/V8of4xopoS
— ITmedia (@itmedia) June 17, 2022
最近は業務上のご縁から、Microsoft社のソリューションを学んだり触れる機会も多く、個人的にはこの個人デバイス向けのMicrosoft Defenderを使いたいと思っていたので、今回はこの製品について初めての方向けに役立ちそうなネタをまとめてみます。
Microsoft Defenderとは?
Microsoft Defenderは、次の特徴を持つセキュリティ製品です。
- クロスプラットフォーム(WindowsだけでなくAndroidやiOS、Macも対象)
- 一人のデバイスだけでなく、家族のデバイスも一元的に保護し、セキュリティについて一括管理
- 日々新たに登場する脅威に対しても、常に対応可能
また、上記はまだ現時点で提供している機能で、今後機能の拡張も予定されています。
詳細についてはこちらの記事に記述があります。
Microsoftがセキュリティ?
恐らく世間の認識では、Microsoftと言えば次のような印象が強いと思います。
- Windows
- Office
- Azure
- Surface
セキュリティというと、トレンドマイクロ、マカフィーなどのウィルス対策ソフトウェアの提供会社を連想する方が多いと思います。
実はガートナーによる2021年のマジック・クアドラントにて、エンドポイント保護プラットフォーム評価では、Microsoft社は主要なウィルス対策ソフトウェア企業を抑えて堂々のリーダーとして評価されています。
Gartner社は、IT業界の様々な分野に対して客観的かつ公平に評価及びアドバイスを提供する企業です。特に同社のマジック・クアドラントの認知度と市場での評価は極めて信頼性が高く有名です。
マジック・クアドラントについて知りたい方はこちらのリンクをご覧ください。
マジック・クアドラント – Gartner
つまり、この情報を見るだけでも、Microsoft社がエンドポイント保護の分野で高い信頼度である点は明らかです。実際にこの評価に至った製品はMicrosoft Defenderですが、そこで培ったノウハウは確実に今回のサービスにも反映されるでしょう。
また、最近私はMicrosoft Azureの認定資格トレーニングにも参加をしたのですが、その際セキュリティ系の話のなかで、”Microsoft社は、常に多くの脅威から攻撃を受けているが、その様々な攻撃を分析してセキュリティ対策機能の強化のためにそこから得られた知見を活かしている”という解説もあり、攻撃を受けるからこそ、それに対する対処を日々学んでいるのだなと感動しました。
今週はMicrosoft Azure 公式トレーニング “AZ-104対応 Microsoft Azure Administrator”に受講者として参加中
— Yamato/VMware黒本著者(Microsoft認定トレーナー応募期間待ち) (@lab8010) March 28, 2022
今までトレーニング無しでいろんな科目や試験をクリアして来たけど、他の講師の教え方や話し方、時間管理、ホワイトボーディングなども含めてスキル強化中https://t.co/AxIavMAcao
この製品は無償?有償?
この製品を使用するには、次のサブスクリプションが必要です。
- Microsoft 365 Personal
- Microsoft 365 Family
つまり有償でのサブスクリプション契約が必要です。
また、Familyについては2022年6月時点では日本国内への提供はありません。ご家庭内で複数のユーザーでMicrosoftのサブスクリプションを使いたい方は日本でのFamilyサブスクリプションが待ち遠しいですね。(今のところ予定は未定)
金額面で考えると高い?安い?
上記で挙げたトレンドマイクロ社とマカフィー社の主力製品と比較をしてみました。
そもそもが、Microsoft 365自体のメインはあくまでもOfficeとOne Driveであることを考えると、セキュリティ機能のためだけにこのサブスクリプションを1年単位で契約するのは少し高いように見えます。
しかしながら、もし今後Microsoft 365 Familyが日本国内で展開されたり、競合に対抗しての値下げまたはMicrosoft社ならではの機能が実装されるのであれば、十分Microsoft 365の契約も視野に入るでしょう。
(というかリブセーフ、無制限にインストールできるんだなぁ)
Microsoftで無償のセキュリティソフトウェアあったような…?
Windows 10と11には、”Windows Defender”があります。OS標準搭載でありながらも、そのアンチウィルス機能については製品として提供される他社のもとの比べても同等レベルとも言われています。
またWindows Vistaや7の時期に”Microsoft Security Essentials“というのがありましたね。懐かしい。
この製品の導入のステップ
- 製品紹介ページにアクセス後、アプリのダウンロードをクリックします。
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-defender-for-individuals - Microsoft Storeが表示されます。入手をクリックし、製品のダウンロードを行います。
- 製品がダウンロードおよびインストールされ、初回のログイン画面が表示されます。
基本的に本製品はMicrosoft 365サブスクリプションユーザー対象のため、Microsoftアカウントでのログインが必要です。
ここでは、Microsoftアカウントのユーザー名を入力し、ログインを続けます。
- ログイン中…しばらく待ちます。この段階で、有効なサブスクリプションを保有しているかをチェックされています。
- 有効なサブスクリプションが無い場合は、以下のように契約のための画面が表示されます。
ここで、サブスクリプション契約をしたい場合は、プランを表示にて契約を済ませます。
今回私は、残念ながらMicrosoft 365のサブスクリプションを持っていなかったので、画面のご紹介はここまでとなります。今後、試しに契約をしてみて使用感もレポートをしたいと思います。
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